BDコピーガードAACSの仕組み

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BDコピーはDVDコピーに比べるとリッピングソフトの数が少なく、難しいといってもいいでしょう。それはBDに搭載されているプロテクトAACSがDVDのプロテクトと比較して非常に強固であることが大きな原因になります。

また当サイトでも書いているとおり、AACSはBDの再生にも制御をかけています。AACSは他のコピーガードと異なり、アクセス制御をかけるアクセスコントロールの役目も果たしているコピーガードなのです。

今日はこのAACSについてにちょっと掘り下げてみましょう。

BDコピーガードAACSの仕組みについて

background-89176_960_720市販やレンタルBDや地デジ録画のBDにはそのすべてといっていいくらいAACSが搭載されています。AACSは「タイトルキー」「ボリュームキー」「メディアキー」「デバイスキー」の4つの鍵によって成り立っており、これがAACSが強固なプロテクトである所以にもなっています。

4つのキーがそれぞれデバイスキーがメディアキーを。メディアキーがボリュームキーを。ボリュームキーがタイトルキーを暗号化しています。この4つのキーが複合化されないとBDの再生ができません。

一番外側のキーであるデバイスキーはBDレコーダーやPCでのBDプレイヤーそれぞれに搭載されており、それぞれが異なります。そしてメディアキーは名前の通り、BDディスクに搭載されているキーのことで、AACSのバージョンが更新されるというのはこのデバイスキーとメディアキーの間で発生します。

AACSのバージョン

リッピングソフトなどの暗号解析はまず一番外側の「デバイスキー」の解除を行います。そして一度、「デバイスキー」が解除されるとAACSはそれ以降に製造されるBDディスクの「メディアキー」にDRL・HRLと呼ばれる解除された「デバイスキー」の情報を付随します。これにより、一度解除されたデバイスキーがそれ以上利用できないことを防いでいるわけです。これが俗にいうAACSのバージョンアップになります。

つまりは、今までリッピングが可能であったBDでも、レンタルなどで最新のBDを再生することによってその再生機器・PCのAACSバージョンがアップデートされ、リッピングが不可能な状態になってしまうわけです。

この「デバイスキー」と「メディアキー」のバージョンが合致したとき、初めて、最後の段階である「ボリュームキー」「タイトルキー」に移行します。そして映像データを複合化⇒再生可能になるわけです。

まとめ

コピーガードに関する記事でも話したとおり、ブルーレイ・BDは「ドライブ」「BDディスク」「再生ソフト」のAACSのバージョンが合致していなければ、再生すらできません。これの仕組みが今回説明した、複数の暗号化キーによるものということになります。

仕組み自体も非常に難解なもので、われわれ、BD情報サイト管理者も詳細なところまでは理解できていません。情報をまとめている私達が理解できていないということはDVDとBDの違いもよくわからない一般層がわかるはずもありません。これがBDコピーを非常に厄介なものにし、そしてBDの普及を妨げている根本なのです。

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